中華街、春節に沸く

旅行家

中華街、春節に沸く



春節を祝う獅子舞を見るために、横浜中華街には多くの見物客が集まった

　中国の旧正月「春節」となった13-2-１０日、横浜市中区の横浜中華街では春節を祝うイベントが開催され、街中がにぎやかなムードに包まれた。

　中華街では昼時を迎えると、普段の週末よりも通りは観光客らでごった返した。夕方からは中華街の各店舗を獅子舞が回って商売繁盛を祈願する伝統行事「採青(さいちん)」がスタート。爆竹の音が鳴り響く中、色鮮やかな獅子４頭が店の軒先につるされた赤いご祝儀袋をくわえると、集まった観衆から大きな歓声が上がった。

　横浜中華街発展会協同組合によると、中華街には年間約２１００万人が訪れるが、１０～２４日の春節イベント中には約２００万人が訪れる見込みだという。期間中は、中国の伝統文化を実演する「春節娯楽表演」（１６、２３、２４日）や、祝賀パレード「祝舞遊行」（１７日）などが開催される。問い合わせは同組合（０４５・６６２・１２５２）。

（2013年2月11日  読売）