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頭痛薬、効き目重視=高価格商品の販売好調
時事通信 16-6月27日(月)5時0分
市販されている解熱鎮痛薬の市場で、高機能・高価格の商品がじわりと拡大している。仕事や家事に忙しい女性を中心に、頭痛時などに速く効いて身体に負担が少ない薬の需要が高まっているためだ。製薬大手は相次いで新製品を投入している。
第一三共ヘルスケア(東京)の試算によると、解熱鎮痛薬市場で主流の1箱400~600円の売上高は縮小傾向にある。これに対し、1000円を超える鎮痛薬は徐々に販売を伸ばし、現在は市場の2割強を占める。
買い手は30代以上の女性が多く、「忙しい生活を送る中で素早く痛みを抑え、胃も荒れにくい薬が求められている」(ライオン広報)。
各社とも高機能・高価格商品の品ぞろえを強化している。第一三共ヘルスケアは4月に「ロキソニンSプレミアム」(主药ロキソプロフェン 半減期 75分)(24錠入り1274円)を発売した。鎮痛効果を高める成分を配合する一方で、胃への負担を大きく軽減したという。
ライオンは、成分が吸収されやすく即効性のある「バファリンプレミアム」(内含的主药アスピリン(アセチルサリチル酸) 半減期 低用量のときは2-3時間)(20錠入り1058円)を2014年から展開。今年3月には胃にやさしくさまざまな痛みに対応した「バファリンEX」(10錠645円)を投入した。エスエス製薬(東京)は3月に、「イブ」(布洛芬半減期约2時間)シリーズで効き目の速さと効果が最大級の「イブクイック頭痛薬DX」(20錠入り1166円)を発売している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000005-jij-bus_all |
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