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自閉症の画家 初の作品集
初めての作品集を栗林次美・大仙市長に手渡す小野崎晶さん(13-11-25日午後、大仙市役所で)
生まれつきコミュニケーションを苦手とする自閉症の画家、小野崎晶(あき)さん(24)(大仙市大曲須和町)が初の作品集「愉―fun―☆akiponワールド☆」を出した。小野崎さんは13-11-25日、大仙市役所を訪れ、栗林次美市長に作品集を贈呈した。
企画したのは、ウェブデザインなどを手がける「DOVEだいせん大曲ヴィジュアルエンタテインメント」代表の西村宣之さん(48)。今年4月、「世界中にはたくさんの自閉症の子供たちや家族がいる。晶さんの絵で、そうした人々に勇気や希望を与えたい」と持ちかけ、刊行が実現した。刊行日は、小野崎さんの誕生日の11月23日に合わせた。
小野崎さんは幼い頃から絵が好きで、大曲養護学校在学中から作品を発表。県内外で作品展を開き、昨年5月には、地元で祖父との二人展も実現させた。収録作品は約70点。コンピューターグラフィックス(CG)や、水彩、パステルなどで描いた作品は、鮮やかな色彩とポップで躍動感あふれる画面構成が特長だ。
小野崎さんの作品集を手にした母、静(しずか)さん(55)は「みているだけで楽しくなるような作品集に仕上がった。家族みんなで喜んでいます」と笑顔で話した。
横A4判78ページで、初版500部を発行。2100円(税込み)。問い合わせは、DOVEだいせん大曲ヴィジュアルエンタテインメント(0187・62・2365)か、ヘアーサロンオノザキ(0187・62・4057)へ。
(13-11-26 読売)
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