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新しい出生前診断に医師の80%が肯定的
2012.10.3 07:55
医師向けコミュニティーサイトを運営するメドピアは、おなかの中の子供が染色体異常のダウン症かどうか、妊婦の血液で高精度に判定する新しい出生前診断の普及に、約80%の医師が肯定的とするネット調査の結果を発表した。
サイトに登録する医師約5万人のうち、呼び掛けに応じて8月31日~9月4日に回答した2353人分のデータを集計。同社は「自主的に回答した一部の医師の考えで、医学界全体の声を反映したものではない」と断りつつも、「これまで実施したネット調査と比べて回答の集まりが非常に良く、関心の高さがうかがえた」と話している。
肯定的な医師の約半数は年齢制限などの検査条件はできるだけ緩和した方が望ましいと回答。新診断の導入反対は約5%だった。
産婦人科医93人に限った集計では、約90%が新診断に「賛成」「条件を設けた上で賛成」と回答。コメントでは、「(現行の)羊水検査よりリスクが少ない」と、妊婦の体への負担が小さいことの利点を指摘したほか、「明らかに中絶件数が増える」との懸念もあった。
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