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精子の体外培養開始 男性不妊で独協医大研究
2015年4月20日 09時22分
独協医大越谷病院(埼玉県越谷市)は15-4-20日までに、精子がない男性不妊患者から精巣の一部を採取し、体外で培養して精子に育てる臨床研究を開始した。既に培養を始めている。
研究代表者の岡田弘主任教授(泌尿器科)によると、体外で精巣組織から育てた精子を使った出産は2011年にマウスで成功例があるが、人間での報告はない。今回の研究では精子に育っても廃棄するが、将来的には無精子症の不妊男性も子どもが持てる治療法の開発を目指す。
岡田さんは「放射線治療などで精巣機能が低下する小児がん患者が、将来自分の子どもを持つ可能性にもつながる」と話す。
(共同)
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