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東アジアの「漢字」DB化…角川財団が計画
2015年01月05日 09時25分
地域や年代によって様々な字形がある、漢字の情報をインターネットで一括して調べられる「東アジア漢字データベース」計画を、角川文化振興財団が進めている。
KADOKAWAの漢和辞典「新字源」の一部をデジタル化し、漢字圏の研究者に呼び掛けてデータを共有、研究に役立てる構想だ。2017年をめどに、基本となる約1万4000字の漢字の索引を作る。
漢字は、日本の常用漢字、中国の簡体字、台湾などで使う繁体字など、地域により字体が違う。さらに古代の甲骨文字や書道の楷書、人名の異体字など、様々な字形があり、漢字をコンピューターで扱う上での課題となってきた。時代や地域を超えて、異なる字体や字形を網羅したネット上のデータベースがあれば、各地での文献調査や、人名、地名などの固有名詞を知りたいときにも便利だ。
2015年01月05日 09時25分
Yomiuri
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