長寿世界一の京都府京丹後市木村さん、116歳に

王兴

長寿世界一の木村さん、116歳に

2013/4/19 13:28

　長寿世界一で京都府京丹後市に住む木村次郎右衛門さんが19日、116歳の誕生日を迎えた。ギネス・ワールド・レコーズ社の担当者が自宅を訪ね、長寿世界一の認定証を届けた。

　午前11時ごろ、京丹後市の中山泰市長らが自宅を訪問。交流サイトのフェイスブックやメールを通じて届いた、国内外のお祝いメッセージをまとめたファイルをプレゼントした。木村さんは「はいはい、ありがとう」とうなずき、市長が握手をすると「（手が）冷たい」と言いながら笑顔を見せたという。

　京丹後市によると、木村さんは昨年末から体調を崩し２度入院したが、９日に退院。現在は自宅で孫の妻（60）と２人暮らしで、介護サービスや施設でのショートステイを利用しながら生活している。食事は１日３食で、介助を受けながら、おかゆやカボチャ、サツマイモのつぶしたものなどを食べている。

　孫は14人、ひ孫は25人いる。玄孫（やしゃご）は今年２月に１人生まれ、14人となった。

　木村さんは1897年生まれ。昨年12月17日に115歳の米国の女性が死去したことで、世界最高齢となった。同月28日には、デンマーク出身の米国男性が保持していたギネス社の記録（115歳252日）を塗り替え、史上最も長生きした男性となった。〔共同〕