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丹羽大使、中国の新体制発足後も日中の対立続くことに強い懸念
12-10-21
日本に一時帰国している丹羽駐中国大使が20日、母校の名古屋大学で講演し、尖閣諸島をめぐる日本と中国の対立が、中国の新体制発足後も続くことに強い懸念を示した。
丹羽大使は「このまま(事態を)放っておくと、本当に大変だよと。本当に重要な危機がくるんだということを、私は本当に心配しております」と述べた。
丹羽大使は、尖閣国有化をめぐる中国の反発が、過去の対立とは「まったく次元が違う」としたうえで、「問題の深刻さを、日本政府や国民が感じていない」と強い危機感を示した。
また、こうした問題は、話し合いでの解決は難しく長期間かかるものだとして、11月に開かれる中国共産党大会で新体制がスタートしても、中国の強硬姿勢は変わらないとの見通しを示した。
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