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亀岡に発達支援施設 福祉法人・花ノ木、来春開設
花ノ木医療福祉センター横に建設される児童発達支援施設予定地(京都府亀岡市千代川町)
就学前の重症心身障害児や肢体の不自由な子らが療育できる発達支援施設が、京都府亀岡市千代川町に来年4月に開設される。丹波地域では初の施設で、発達に障害がある子どもやその親に対し、相談や支援の充実を図る。
社会福祉法人花ノ木が運営する。現在、同法人の医療福祉センター(大井町)で、在宅の発達障害児が運動や集団生活を学ぶ教室を開いている。1日定員10人、登録児童40人だが、手狭なため、教室に通えない数十人の待機児童がいるという。
新施設は待機児童の解消などが目的で計画され、センター隣に建てられる。完成により定員20人、登録者数も80人まで拡大できるという。
鉄骨造り2階建て延べ1122平方メートル。1階は自閉症や知的障害の子どものための指導訓練室を設け、2階には重症心身障害児らが機能訓練などに取り組める100平方メートルの遊戯室などを備える。
26日に起工式が行われ、同法人の酒井愛夫(なるお)理事長は「丹波地域では唯一の施設。病院でもあるセンターをいかし、医療と療育を組み合わせて、子どもたちを支援したい」と話した。
【 2013年09月27日 09時36分 】
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