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新規採用665人予定 県公立学校教員、過去30年で最多 日本岐阜県
2013年05月08日10:10
日本岐阜県教育委員会は13-5-7日、来年度の公立学校教員採用試験の概要を発表した。過去30年間で最多となる665人の採用を予定しているほか、増加する特別支援学級への対応、理数系教員の充実を目指し、小学校で志願種別を二つ新設した。県内の公立小中学校では、この数年間で年間500人前後の教員の退職が見込まれることから、県教委は「教員の大量退職に伴い、より多くの人材が必要」と話している。
採用予定数は小学校約270人、中学校約170人、高校約130人、特別支援学校65人、養護教諭25人、栄養教諭が5人ほど。
小学校では、これまで一般のみだった 志願種別に、二つの種別を追加。知的障害や自閉症の子どもらで 構成する特別支援学級と、発達障害の 子どもが定期的に通う 通級指導教室は、過去5年間で1・25倍に増加していることから、「特別支援学級・通級指導教室」の種別を新設した。
また、小学校で数学や理科の中学校免許を持つ人が、国語や社会の半数に満たないことから、数学・理科の中学校免許を持つ人を対象にした「算数・理科」の種別を新設した。
高校では、5年ぶりの募集となる美術を含む18の教科・科目で教員を募集する。
また、試験方法では、小中学校の2次試験で、6、7人のグループで一つの課題を解決する「グループワーク」を採用。教員としてのコミュニケーション能力やチームで対応する力などを審査する。
1次試験は7月20日、2次試験は8月19~22日。希望者は今月23~31日、申込書を県教委教職員課に提出する。郵送は29日の消印有効。詳しくは同課、電話058(272)8740。
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