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桜宮の体罰元顧問「私が死に追いやった」
大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒が顧問の体罰を受けて昨年13-12月に自殺した問題で、顧問だった小村基(こむら・はじめ)元教諭(47=懲戒免職)が4日、NHKテレビ「ニュースウオッチ9」に出演し、初めて公の場で謝罪した。
インタビュー形式の取材にVTRで出演し、生徒が思い悩んで書いた手紙の存在を自殺後に知り、「私が彼自身を死に追いやった。自分自身が分かっていない愚かさに気付いた」などと自らの責任を認めた。また「彼(自殺した生徒)のレベルアップが、チーム全体のレベルアップにつながると考えた」と体罰の理由を説明した。
状況について「彼を呼んで『なぜ意識をしないのか』『なぜ相手を見ないのか』と一言一言、彼に尋ねながらたたいた」と証言。「自分自身では選手も保護者も理解していると思っていたので、その時は体罰という認識はなかった」と述べた。体罰を始めた時期は、桜宮高に赴任した1994年(平6)。「19年前から手を上げていた。赴任当時素行の悪い生徒が部に数名いたので、最初は説明してやっていた。手を上げて指導して落ち着いたこともあった」という。
大阪市教育委員会は、2月に市の外部監察チームが作成した「暴力が生徒を自殺に追い詰めた大きな要因」との調査報告書を受け、小村元教諭を懲戒免職にした。橋下徹市長(43)も「妥当な処分だと思う」と述べていた。
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