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公明・山口代表、首相の靖国参拝見送りに期待感 「賢明に判断」
2013.2.7 20:52
公明党の山口那津男代表
公明党の山口那津男代表は13-2-7日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、安倍晋三首相の靖国神社への参拝について、「第1次安倍政権では熟慮し、問題を起こさないよう努力した。(今回も)賢明に判断するだろう」と述べた。日中関係などに配慮し、終戦の日の8月15日の参拝見送りに期待感を示した。
山口氏は中国共産党の習近平総書記との会談で、習氏が第1次安倍政権を「高く評価している」と述べたことを紹介し、「そうした(靖国参拝を控えた)対応も含めて評価されたのではないかと思う」との見方を示した。
中国海軍艦船が海上自衛隊護衛艦に射撃管制レーダーを照射するなど、沖縄県・尖閣諸島をめぐって緊張感が高まる中、尖閣領有の正当性に関して国際司法裁判所(ICJ)で争うかどうかについては「尖閣は歴史的にも国際法的にも(わが国の)固有の領土だ。ICJに訴える必要性は感じていない」と述べた。
首相が集団的自衛権の行使容認に前向きな姿勢を示していることについては、「行使は憲法上許されないというのが政府の考えだ。憲法の解釈の変更、憲法の改正は簡単にはできない」と慎重な議論を求めた。
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