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「マンデラ氏は植物状態」 埋葬地巡り家族間で対立
【ナイロビ=杉山正】南アフリカの首都プレトリアで入院を続けるネルソン・マンデラ元大統領(94)が「植物状態」にあると、家族が裁判所に提出した資料に書かれていることがわかった。AFP通信が伝えた。
資料は13-6月26日付。医師団がマンデラ氏の容体について「永久的な植物状態」にあり、生命維持装置によって呼吸をしていると説明しているという。家族は医師から維持装置の停止を勧められており、「苦しみを長引かせるより、(停止を)現実的な可能性のある選択肢として考慮している」としている。
一方、南ア大統領府は4日、「医師らは植物状態ではないと言っている」との声明を出した。ズマ大統領は今月18日のマンデラ氏の誕生日を祝う準備を国民に呼びかけている。
マンデラ氏が死去した場合の埋葬地を巡り家族間で対立があり、法廷闘争に発展。その中でマンデラ氏の容体についての資料が提出された。
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