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〔東京株式〕1周年は無事通過(23日、続き)
☆差替
14-05/23 15:10 市場概況
投資環境の落ち着きを背景に幅広い銘柄が買い戻され、日経平均株価は続伸した。製造業の景況感改善など米国での景気回復期待が波及し、東京市場にも買い安心感が広がった。中国経済の悪化懸念や米国の金融引き締め観測で、日経平均が1000円以上値下がりした暴落からちょうど1年。何ごともなく通過したこの日の相場に、再来を懸念した市場関係者も一安心といったところだ。
相場格言では「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」。昨年は5月22日まで株価が急伸し、投資家は「幸福感」に包まれていた状態。一方、今年は安値圏でのもみ合いを続ける「懐疑の中」だ。1周年を無事通過したことで、「底値固めから成熟に向けた次のステップに移行したい」(大手証券)との声が上がっていた。
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