人生いろいろ 苦難多き生涯、広く愛され 島倉千代子さん

长江

【島倉千代子さん死去】「人生いろいろ」苦難多き生涯、広く愛され

2013.11.8 21:37



インタビューに答える島倉千代子さん＝２００３年１０月、東京・赤坂

　13-11-８日に生涯を閉じた、昭和を代表する歌手の島倉千代子さん。数々のヒット曲に恵まれながらも、私生活では離婚、巨額の借金、がん闘病など、多くの苦難に見舞われていた。「死んでしまおうなんて、悩んだりしたわ…」。７５年の歩みは、まさに自身の代表曲「人生いろいろ」の歌詞そのものだった。

　東京・北品川の裏長屋の６人きょうだいの４女に生まれ、７歳の時、疎開先の長野で転んで割れたビンで左手を切り、出血多量で死線をさまよう。４７針の傷跡は小学校でいじめを招き、島倉さんは後に「それから口を全くきかない子供になった」と振り返った。

　歌との出合いは、そんな娘を案じた母の親心で訪れた。口を開かせようと母が風呂場で教えた「リンゴの唄」で歌が好きになり、各地で行われるのど自慢大会に出場する「のど自慢荒らし」となって賞品を獲得。歌手志望の姉、敏子さんとコロムビアの歌謡教室に通って技術を磨いた。小児まひだった姉の夢も背負い、１６歳だった昭和２９年、コロムビア全国歌謡コンクールで優勝した。

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「人生いろいろ」苦難多き生涯、広く愛され 2

　翌年、デビュー曲「この世の花」が大ヒット。しかし３７年、ファンが投げたテープが左目に当たり、失明寸前の危機に陥る。

　さらに信頼する人間からの裏切りにあい、大きな借金を３度も背負った。阪神のスター選手だった藤本勝巳さんとの５年間の結婚生活の末、離婚時に６千万円の借金を肩代わり。知人に実印を預けたことがあだになった手形事件などで、４億５千万円の借金までのしかかった。

　しかし、苦境を救ったのもやはり歌。「愛のさざなみ」「鳳仙花（ほうせんか）」などのヒットで借金を返済し切った。６３年にはタレントのコロッケさんらの物まねをきっかけに、若者へも人気が広がる幸運も。「人生いろいろ」は大ヒットした。

　だが、その後は病魔との闘いだった。平成５年、５４歳で乳がんの告知。それでも歌手活動は最晩年まで続いた。

　歌うこと以外は不器用だった島倉さん。その歌声は、「人生と歌は一体」と語った島倉さんにしか出せない哀感も漂わせていた。

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山田邦子、島倉さん死去に沈痛「とても悲しく、突然のことに驚いている」

47NEWS社

　歌手の島倉千代子さんが肝臓がんのため75歳で亡くなったことを受け、タレントの山田邦子が8日、自身のブログで「とても悲しいです。突然のことで、驚いています」と沈痛の思いを綴っている。

歌手・島倉千代子さんが肝臓がんで死去 （13年11月08日）

　「島倉千代子さんが亡くなりました」と書き出した山田。島倉さんとは「ものまねをさせて頂いたことがきっかけで可愛がって頂いて、紅白歌合戦で『人生いろいろ』を歌った時の、真っ白で金銀の鶴が飛んでいる模様のお着物と金の帯を、『ご褒美に』と頂いて、今でも大切にしています」と述懐。

　さらに「たくさん思い出があります。 旅番組で、一緒にお風呂に入り、話し込んで、のぼせてしまったりもしました。 大先輩ですが、とても可愛らしく、いつも歌に、恋にときめいて、そして強く、まさに人生いろいろ教えて頂きました」と故人を偲び感謝した。

　2007年に乳がんが発覚した山田は、93年に同じ病気を患った島倉に「乳ガンの先輩でもあり、励ましてもいただきました」と勇気づけられたと明かし、近況について、「メル友でしたが、最近ちょっと打ってなかったことが悔やまれます」と自責の念を綴った。

　最後は、「『人生いろいろ』は、これからも大切に歌います。ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました」と感謝の言葉と共にブログを結んだ。

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島倉千代子（ウィキペディア）：

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5 ... 3%E4%BB%A3%E5%AD%90

島倉千代子 の画像検索結果 ：

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島倉千代子さん死去　苦難超えたぬくもり：

http://sankei.jp.msn.com/enterta ... 110908540000-n1.htm