発達障害への理解深めよう 日本大分中津市で上映会

王兴

発達障害への理解深めよう　中津市で上映会

[2013年01月20日 10:36]



写真は発達障害への理解を深めようと、映画「ちづる」の上映会を企画した実行委員会のメンバーら＝中津市中央町
　重度の自閉症と知的障害がある女性を主人公にしたドキュメンタリー映画「ちづる」の上映会が13-1-２７日午後１時半から、中津市の中津文化会館である。ボランティアでハンドベル演奏を披露する市内の「ベルみゅうず」（大神明美代表）、発達障害児親の会「たんぽぽの会」（板木和代会長）の両団体が発達障害への理解を深めよう―と企画した。
　映画は赤崎千鶴さん（２２）＝福岡市＝を主人公に、兄正和さん（２４）が立教大学在学中に卒業制作として撮影した。母久美さん（５２）も登場し、家族のほのぼのとした日常の姿を描いている。全国で劇場公開されたが、県内での上映は大分市に次いで２カ所目。
　実行委員長を務める大神代表は「自閉症は周囲から理解されにくい障害だが、環境を整えてあげれば成長できる。映画を通じて家族の絆や障害に向き合う大切さを感じてほしい」と話している。