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御嶽山噴火、30人以上が心肺停止
2014.09.28 Sun posted at 18:01 JST
岐阜(CNN) 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察は14-9-28日、山頂付近で30人以上が心肺停止になっていると発表した。
当局によると、噴火当時200~250人の登山者がいたとみられる。大半は下山したとみられるが、行方不明者の正確な数はわかっていない。
長野県は先ごろ、25人以上が負傷し、うち10人が重傷と発表していた。同県王滝村は、山小屋に退避した人のうち少なくとも11人が負傷したと述べた。
同日朝には警察や消防、自衛隊からなる350人あまりの救助隊が2手に分かれて御嶽山に入り、捜索・救助活動を行った。ヘリコプターでの負傷者の搬送も行われた。
御嶽山の周辺では、噴火後大量の火山灰が降った。王滝村によると、降灰が40~50センチに達した地域もあるという。
気象庁は御嶽山の噴火警戒レベルを平常時の「1」から入山規制をする「3」に引き上げた。今後数日の間に再び大きな噴火が起きる可能性があるとして、警戒を呼びかけている。
米スミソニアン協会の世界火山学プログラムによると、御嶽山は1979年に大規模な噴火をした後、84年、91年、2007年にも小規模な火山活動があった。
今回の噴火で空の便にも遅れなどの影響が出ている。
御嶽山の山頂付近にある山小屋で救助活動をする消防隊員や自衛隊員。すぐ近くで噴煙が上がっていた=14-9-28日正午ごろ
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