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「老後の生活資金」が最多=単身世帯の資産保有目的―金融広報委
時事通信 10月31日(水)19時0分
金融広報中央委員会(事務局・日銀)は12-10-31日、2012年の「家計の金融行動に関する世論調査」を発表した。単身世帯に金融資産の保有目的を尋ねたところ、「老後の生活資金」との回答が47.1%と最も多かった。07年に現行方式で調査を開始して以降、「病気や不時の災害への備え」が最多だったが、将来不安の高まりを反映したとみられる。
保有金融資産の内訳では、預貯金が単身世帯で50.4%、2人以上世帯も56.9%とそれぞれトップ。低金利にもかかわらず、資産運用の安全志向がうかがえる。平均保有額は、単身世帯が700万円と前年比59万円増、2人以上世帯は1108万円で42万円減となった。
調査は6月中旬~7月下旬に実施。2人以上世帯については、全国8000世帯が対象で回答率は49.2%。単身世帯は同2500世帯から回答を得た。
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