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コネチカット州小学校銃乱射事件、精神科医らが原因推測
タグ: 北米・中南米, 米国, 子ども, 犯罪, 記事一覧, 国際, 社会・歴史
16.12.2012, 07:15
Фото: EPA
20歳のアダム・ランザを犯行に向かわせた動機は未だ明らかにされていない。アソシエーション・プレスの報道では、ランザは模範的な学生だが多少自閉的で、サブカルチャーを信奉し、暗い性格だと周囲には思われていた。デイリー・ニュースは精神不安定でアスペルガー症候群を病み、自分は「時限爆弾」で遅かれ早かれ爆発を起こすと言っていたと報じている。
アスペルガー症候群は軽度の自閉症とされているが、これを患う人は高い知能を有していることが多く、その一方で特に幼少期、青年期には同年代の社会に溶け込みにくいといった問題を抱えている。
モスクワの主任児童精神科医アンナ・ポルトノヴァ氏は、アスペルガー症候群をランザの犯罪の原因とすることはできないとの見方を示している。
「この病気の構造には殺人を引き起こすような暴力的なものはない。原因については推測の範囲を超えないが、ランザは何かの影響を受け、状況判断が十分にできないがゆえに盲目的に誰かの指令を遂行したとも考えうる。こうした場合、誰かの支配下で武器を手に取ることもできる。」
ポルトノヴァ氏はさらに、アスペルガー症候群を病んでいると別の状態を併発していることがあると語る。
「ランザはうつ病を病んでいたかもしれない。どんな人も罹りうる精神病に悩まされていたかもしれない。だから自閉症の人イコール危険だとくくってしまうのは大きな間違いだ。」
専門家らはランザの犯した行為は防止することができたとする一方で、両親が何らかの理由で精神科に息子を見せる時期を逸したのではないかとの見方を示している。
リアノーボスチ通信
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