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自閉症への理解広めたい 支援の会社10周年 篠山
2014/5/8 05:30
おめめどうの奥平綾子社長と販売している「メモ帳」など=篠山市味間奥
自閉症の人を支援している兵庫県篠山市味間奥の会社「おめめどう」が10周年を迎えた。会話など音声によるコミュニケーションを苦手とする自閉症の人を助ける専用のメモ帳を販売し、今では全国の2千人超から注文があるという。10日には記念講演会が篠山市民センター(同市黒岡)で開かれる。(井垣和子)
同社社長、奥平綾子さん(51)の次男は1995年、3歳6カ月で自閉症と診断された。自閉症の人は、話す言葉から意図を読み取ることが苦手だったり、先のスケジュールが分からないことに不安感を持ったりする特性がある。次男とやりとりする中でコミュニケーションのための「筆談用メモ帳」を考案。2004年に会社を設立し、現在は5人のスタッフと運営する。
商品のメモ帳は15種類。人のイラストに吹き出しが付いているメモは、誰から誰に何と言いたいかが図解化され、目には見えない会話や予定が可視化するよう工夫されている。
学校の担任教諭が変わるなどしても「メモの形式」が変わらないことで、情報伝達がしやすいという。スケジュールの見通しが立つことで落ち着いて過ごせ、自分で予定を立てる一歩にもつながる。
これまで表記方法などで改良を重ね、利用者からは「子ども自身が、希望を表現するようになった」などの声が寄せられている。
奥平さんは「これからも実践を重ねながら理解を広げていきたい」と話す。
記念講演会は午後2時~4時半。国立特別支援教育総合研究所総括研究員の金森克浩さんらが講演する。参加費2千円。おめめどうTEL079・594・4667
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