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津波避難場所、東京都が指定見直し
2013/5/10 22:28
東京都は13-5-10日、巨大地震に伴う津波の新たな被害想定を踏まえ、避難場所の指定を見直すと発表した。浜離宮(中央区)や荒川河川敷など浸水の恐れがある11カ所を廃止・縮小し、内陸の公園など10カ所を新たに指定する。沿岸部の津波高は最大2.61メートルと見込まれており、被災者を安全に受け入れる避難場所の確保が必要と判断した。
昨年4月に公表した巨大地震の被害想定のうち、津波被害が最大となるマグニチュード(M)8.2の海溝型地震の想定をもとに指定を見直した。浜離宮と多摩川河川敷(大田区)の2カ所を廃止するほか、荒川河川敷一帯(北区)や荒川・四ツ木橋緑地(墨田区)など9カ所の面積を縮小。おとめ山公園地区一帯(新宿区)、東京理科大学一帯(葛飾区)、桃井原っぱ公園一帯(杉並区)など内陸部の10カ所を新たに指定する。
都は震災対策条例に基づいて避難場所を指定し、おおむね5年ごとに見直している。今回の見直しにより、都内の避難場所は現行の189カ所から197カ所に増える。
都は10日からホームページで新たな避難場所の公表を開始。7月をメドに、避難場所の地図を入れた冊子を作り、区や市役所などで配布するほか、新たに指定した避難場所の案内板の設置も進める。
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