機能性表示食品制度―届出データベース運用開始、受理

顾汉现

機能性表示食品制度―届出データベース運用開始、受理もスピードアップ

食品と開発　e-NEWS　vol.133  (2016/4/11)

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目次
【1】行政ニュース　農林水産省、厚生労働省、消費者庁　など
【2】機能性表示食品制度―届出データベース運用開始、受理もスピードアップ
【3】学会情報
【4】米国IFT視察＆シアトル商品開発セミナー　ツアー参加者募集
⇒http://www.kenko-media.com/009444.html
【5】中国で今、最も注目の健康産業イベントHNC 2016開催（6/21～23）
⇒http://www.hncexpo.com/en/
【6】『食品と開発』4月号 特集は「腸内環境の研究の進展と素材開発」
⇒http://www.kenko-media.com/food_devlp/

【1】行政ニュース

■農林水産省
食品安全に関する有害微生物の実態調査の結果集（畜産物）（牛肉を更新）
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/kekka/chikusan.html

食品ロス統計調査・外食調査（平成27年度）
http://www.maff.go.jp/j/tokei/ko ... oss_gaishoku_27.pdf

平成27年農林水産物・食品の輸出実績（確定値）
http://www.maff.go.jp/j/shokusan ... jisseki_kakutei.pdf

平成28年度有害化学物質リスク管理基礎調査委託事業（加工食品中のアクリルアミド含有実態調査）
http://www.maff.go.jp//j/supply/itaku/keiyaku/160324_1.html

食品中の有害化学物質の含有実態調査の結果をまとめたデータ集（平成25～26年度）の公表
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/seisaku/160331.html

■厚生労働省
平成28年度 輸入食品監視指導計画を策定
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000117541.html

■消費者庁
第3回 機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会の資料掲載
http://www.caa.go.jp/policies/po ... usei_kentoukai.html

「食品表示基準について」の一部改正
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/160331_tuchi-bun.pdf
（新旧対照表）http://www.caa.go.jp/foods/pdf/160331_tuchi-shinkyu.pdf

■経済産業省
食品衛生法に基づく総合衛生管理製造過程承認制度を利用する際の試験方法の取扱いが明確に
～産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用～
http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160404004/20160404004.html

■食品安全委員会
加熱時に生じるアクリルアミドに関連する情報
http://www.fsc.go.jp/osirase/acrylamide1.html


【2】クローズアップ
機能性表示食品制度―届出データベース運用開始、受理もスピードアップ

■届出はウェブ上で
消費者庁は4月1日に、機能性表示食品制度の届出データベースの運用を開始した。併せて3月31日付で届出ガイドラインを一部改正。さらに届出マニュアルの公表、届出書作成にあたっての「留意事項」「確認事項」も改正した。

機能性表示食品の届出はこれまで郵送で受け付けていたが、1日からオンライン化され、基本情報を入力してIDを取得し、食品ごとに届出を行う。その詳細は届出マニュアルに示されている。新規届出の場合、「届出様式」に則り必要な情報を事前に準備したうえで行うよう呼びかけている。

なお、昨年度に届け出された情報、および既に届出手続き中（届出日が3月31日まで）の場合は消費者庁が移行を行うが、差し戻しによって届出が4月をまたぐ場合は、改めてオンライン対応が必要となる。変更届や撤回届もデータベースを利用することになる。

■スピードアップで受理件数に伸び
最近では、届出から受理までの期間がかなり短くなっており、ここのところの受理件数は昨年末までに比べかなり増えてきている。3月だけでも約50件にも上る。手続きに慣れたメーカーが多くなったことも一因とみられ、届出オンライン化がスタートしたことでさらなる受理スピードの迅速化が期待されている。

機能性表示の導入から1年が経過し、受理品目数は280品、受理企業数は100社に到達した。今年に入ってからの新規企業も約30社あり、日本水産、資生堂、サントリーウエルネスなど大手・有力企業の製品受理が続いている。

機能性表示食品の280品目を分析してみると
　・剤型別　　その他加工食品51.43％、サプリメント47.5％、生鮮食品1.07％
　　　飲料やソーセージといった「その他加工食品」の受理が目立つようになっている。
　・機能性評価方法では、研究レビューが87％
　・機能性表示
　　　従来トクホ型（血糖値、コレステロール、血圧など）64％、
アイケア10％、快眠・ストレス7％、肌7％、関節・腰4％　など
　　　ストレスや抗酸化なども出てきており、機能性や表現が多様なものになってきている。
　・受理数トップは東洋新薬（28品）　　2品以上の複数受理が41社

機能性表示食品制度届出データベース
http://www.caa.go.jp/policies/po ... th_function_claims/
機能性表示食品の届出等に関するガイドライン
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/f ... lains_guideline.pdf
機能性表示食品の届出書作成に当たっての留意事項
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/f ... n_clains_notice.pdf
機能性表示食品の届出書作成に当たっての確認事項
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/f ... on_clains_check.pdf


【3】学会情報
■第70回 日本栄養・食糧学会大会
http://jsnfs70.umin.jp/
日時：5月13日（金）～15日（日）
場所：神戸ポートピアホテル（神戸市）、武庫川女子大学（西宮市）

■日本食品衛生学会 第111回学術講演会
http://www.shokuhineisei.jp/
日時：5月19日（木）、20日（金）
場所：タワーホール船堀（東京都江戸川区）

■平成28年度 第1回油化学セミナー　「ここまでわかるようになった最新機器分析技術」
http://www.jocs.jp/kantoyuka1.pdf
日時：5月20日（金）10：25～16：30（受付10：00～）
場所：東京理科大学森戸記念館（東京都新宿区）
申込締切：5月13日（金）～17：00

■第3回SBJシンポジウム―発酵・醸造技術を軸に生物工学を考える―
https://www.sbj.or.jp/event/sbj_sympo_20160520.html
日時：5月20日（金）9:50～17:10
場所：東京農業大学　世田谷キャンパス

■日本防菌防黴学会　第44回通常総会・付設講演会
http://www.saaaj.jp/information/pdf/2016_01.pdf
日時：5月20日（金）15：00～17：00
場所：大阪科学技術センター（大阪市西区）
参加費：無料　通常総会は会員のみ、付設講演会は非会員も参加可能

■第11回 新産業酵母研究会講演会
https://sites.google.com/site/mincyjapan/11th_meeting
日時：5月20日（金）14：00～
場所：産総研 臨海副都心センター　別館（東京江東区）

■食品膜・分離技術研究会（MRC）　2016年度総会・第28回春季研究例会
http://www.mrc-sp.sakura.ne.jp/
日時：6月9日（木）12：25～19：00（総会、交流会含む）
場所：川口総合文化センター リリア　11階大会議室（埼玉県川口市）
締切：6月7日（ただし参加費が安くなる“早割申込締切”は、5月20日


【4】米国IFT視察＆シアトル商品開発セミナー　ツアー参加者募集
　⇒http://www.kenko-media.com/009444.html
UBMメディアでは、米国で開催される食品素材見本市「IFT」の視察と、米国の現地市場調査・セミナーなどを盛り込んだ「シアトル商品開発セミナー」を組み合わせたツアーの参加者を募集しています。