「葉酸プロジェクト」を推進する坂戸市では、緑黄色野菜を多く摂取するといった食生活改善を6 ヵ月間継続して実施。参加者は1,101人。その結果、血液中の葉酸濃度は7.7ng/ml から9.9ng/ml に増加した。また、動脈硬化の危険因子である血液中ホモシステイン濃度は8.4μm o l/Lから7.0μm o l/Lに低下。女子栄養大学の香川靖雄副学長による検証の結果、年間約178万円(1 人あたり1,620円)の医療費抑制につながったとの試算結果を示している。今年度は「食育推進事業」と合わせて、事業参加者を約2 万人に増やす計画としている。