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発達障害の若者 体癒やす料理店…大阪
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作者:
顾汉现
时间:
2013-6-29 13:34
标题:
発達障害の若者 体癒やす料理店…大阪
発達障害の若者 体癒やす料理店…大阪
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町家のような雰囲気の店内
発達障害の人たちが働く、こだわりの料理店が大阪市城東区中央にオープンした。
障害の特性が理解されにくく、社会で孤立しがちな若者らが、厳選した卵や野菜を使った「健康メニュー」で、地域にアピールしており、自らお薦めの一品を考案するスタッフも。運営する社会福祉法人は「これまでのように受け身ではなく、障害者が積極的に地域貢献できる店になれば」と期待している。
社会福祉法人「そうそうの杜もり」(城東区)が、先月9日にオープンさせた「発酵薬膳料理 Kawasemi」。
発達障害の人らを支援する同法人の幹部が訪れた奈良市の料理店で、殻ごとぬか漬けした生卵があるのを知り、「この食材を使って、地域住民とつながることができないか」と出店を決めた。現在、店では支援を受ける20~30歳代の男女4人が、調理や接客に汗を流す。
売りは、塩分ゼロのぬかに漬けた「発酵卵」を使い、魚や肉料理のおかず、汁物を添えた「卵かけごはん膳」(1000円)。玄米ご飯を使った「オムライス」(同)も人気を集めている。
各料理には、有機野菜が使われており、東日本大震災の被災地支援の思いから、宮城県南三陸町のハーブを使った「薬膳カレー」(同)もある。内装は柱や梁(はり)が落ち着いた色合いで、癒やし空間となるように工夫されている。
汁物の味付けなどを担当する西野真梨恵さん(24)は、酒かすと豆乳を使ったヨーグルトを考案し、デザートとして採用された。西野さんは「最初は初の飲食の仕事で戸惑ったけど、今は毎日が充実している」と話す。
同法人は区内で障害者作業所や居宅介護事業所など約30か所の施設を運営する。副理事長の吉見あづささん(44)は「おいしいと喜んでもらえることが、みんなのやりがいにつながっている。今後さらに、障害のある人と地域がつながる場になってほしい」と話している。
営業は平日の午前11時45分~午後6時。土、日曜、祝日は休業。問い合わせは同店(06・6935・1111)へ。(増田尚浩)
発達障害 自閉症やアスペルガー症候群などの「広汎性発達障害」や、集中力が続きにくい「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」、「学習障害(LD)」などがある。障害の程度に個人差が大きく、就職後に自身の障害に気付く人もおり、職場の人間関係がうまく築けず、離職に追い込まれるケースが少なくない。2005年施行の発達障害者支援法によって、各自治体で就労支援が進められている。
(12年11月19日 読売)
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